店主随想

『秋の手仕事展』終了しました

昨日で『秋の手仕事展』が無事終了しました。 ご来場いただいた、たくさんのお客様、本当にありがとうございました。 当店の品を直接見て、触れて、楽しんでいただけたことが 何より嬉しい経験でした。 この展示会のために作品を用意してくれた作り手のみな…

小さな自給自足

今回の「日本のくらし手本帖」は、料理研究家・河合真理の『おいしい手づくり手帖―ていねいに暮らす』のご紹介です。 本の帯の“小さな自給自足”というコピーにひかれます。 単なるレシピの羅列にとどまらず、著者の“食”に対する姿勢が明確に現れている一冊。…

展示会前半終了

愛媛での展示会も昨日をもちまして前半が無事に終了しました。 昨日は今治からも翠のお客様がお越し下さったとか。 遠方から足を運んでいただき、嬉しいかぎりです。 展示会は今日から火曜日までは小休止。また水曜から再開します。 写真は、永田みどりさん…

ロシアで見る月、沖縄で見る月

今年の中秋の名月は10月3日だそうです。 うヴぇやの紙行灯「月見兎」は、月に見立てた電球と愛らしい兎のデザインで毎年人気の品。 今年はずいぶん遠くからもご注文をいただいております。 南は沖縄、北ははるばるロシアから! どこで見る月も同じであるはず…

葡萄に栗鼠。組み合わせの起源は?

蔓の上をよじのぼり、ブドウを食べようとしているリスさん、かわいいですね。 遊中川の秋の手ぬぐい「葡萄」が入荷しました。 リスというと、ひまわりのタネだとかクルミを食べるイメージがありますが、和の世界では、なぜか葡萄に栗鼠がつきものです。 室町…

ふるさとに思いを馳せて

これは、昨日から始まったクリアランスセールで紹介している「枝豆箸置(5個組)」。 早速、新潟在住のお客様よりご注文いただきました。 新潟と言えば、おいしい茶豆が結構有名です。 そしてワタクシの故郷でもあります。 夏、海水浴から帰ってくると、必ず…

梱包に込める愛

最近、再入荷してきたものをまとめてお知らせしますね。 シャンタンチーフ(4月以来の再入荷。お待たせしました!) 蒔絵屋「根付 撫子」 うヴぇや 「ツユクサ蛙」 「切り絵カード 蟹座」 当店には週に何度も仕入れの荷物が届きます。 そのどれをみても、梱…

玉椿でTシャツリメイク

「何を縫いつけてるか、おわかりになりますか? ふふふ」というメールとともに送られてきた一枚の写真。 見てみると以前当店で扱っていた「和柄手ぬぐい・玉椿」がTシャツにリメイクされているではありませんか。 メールの主は、チェコ語翻訳家の木村有子さ…

辛口でのご紹介です

今、新書はすごく出版点数が伸びています。出版界では新書ラッシュ、あるいは新書バブルとも言われているようです。そんな流れを受けてか、遊中川さんでも新書版カバーが初めてお目見えしました。 麻のカバーは手が滑らず、さらっとしていて、実にいい触り心…

料理歳時記

今回の「くらし手本帖」は辰巳 浜子著『料理歳時記』。 半世紀前に書かれた本が文庫として今も多くの人に読まれています。 四季の食材に真剣に向き合う著者の姿は、毎日の「食」がおろそかにされがちな現代にこそ、お手本にするべきなのかもしれませんね。 …

新連載、始まりました

新しいコラムとして、書評「日本のくらし手本帖」が始まりました。 暮らしに関する実用書は多々ありますが、長い間読み継いでいきたい、10年経っても色あせない名著を紹介していきます。 本選びのご参考になれば幸いです。 第一回目は「吉兆」の創業者、湯木…

難を転じて福となす

あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 2009年はどんな年になるのでしょうね。 暗いニュースが駆けめぐる昨今ですが、 こういう時こそ明るく生きたいなぁと 思っています。 今年最初の表紙絵は「難を転じて福となす」…

仕入れの勇気

今日は翠のちょっと裏側のお話を。 昨日、お客様より商品到着のご報告の際にこのようなお言葉を頂戴しました。 「白石さんのセンス一つを武器に(!?)果敢に色んな物を 仕入れられる勇気が大好きです。」 武器といえるほどのセンスはないので、この場合、…

信州の味・おやき

今月の台処歳時記は信州名物、おやきです。 以前、ほんの短期間ですが長野の東信地方に住んでいたことがあり、おやきは私にとっても懐かしい味なのです。 スーパーにはホットケーキミックスならぬ「おやきミックス」まで売っていました。 おやきの作り方には…

「八ヶ岳クラフトフェア」に出かけてきました

連休の中日、お天気がよかったので「八ヶ岳クラフトフェア」に出かけてきました。 2時間電車に揺られ、下諏訪の駅に降りると、ひんや〜り澄んだ空気が。 都内とは全く空気がちがいました。 諏訪湖の周りを囲む木々はすでに紅葉真っ只中。 会場に着くと200を…

熱々を召し上がれ

今月の台処歳時記はマッシュポテトで作る「じゃがいももち」です。 片栗粉を加え、手ごろな大きさにまるめて焼き上げると、ぷーっと真ん中がふくれてモチモチ。 秋にはほっこり暖かくなるこんなおやつがうれしいですね。 台処歳時記 じゃがいももち http://w…

こねて丸めてゆでるだけ

明日、9月14日は中秋の名月です(ちなみに今年は満月とずれていて、満月は9月15日です)。 お月見は奈良〜平安時代の頃に中国から伝わった風習だそうです。いにしえの人々がどんな気持ちでお月さまをめでていたのかなぁと思いを馳せるのも楽しいですね。 お…

豆づくし! 豆白玉のかき氷

まだまだ暑い日が続いているものの、そろそろ夏の終わりを感じるようになりました。 夏中、お世話になったかき氷もそろそろ食べ納め。 シロップのかき氷に飽きた人には、豆白玉のかき氷がおすすめです。 ちょっと塩味のきかせた豆と白玉の組み合わせが食べ応…

意外性を楽しむわらび餅

今月の台処歳時記は「わらび餅の桃あん」です。見かけはおしゃれなジュレ、食感はコシのある、ぷるんぷるんのわらび餅。 夏のおやつにコッソリ作って「これな〜んだ」とびっくりさせてみるのも一興です。 台処歳時記「わらび餅の桃あん」http://wazakkasui.c…

白玉の沖縄風

梅雨のムシムシしたお天気の時には、ツルッと喉越しのいい食べ物がほしくなりますね。 今回の台処歳時記は、いつもの白玉を南国風に味わう、沖縄料理の「あまがし」を紹介しています。 このおやつ、沖縄では旧暦のこどもの節句にこしらえるそうです。 麦と豆…

端午の節句は柏餅でお祝いしよう

今日から5月。青葉がまぶしい季節になりました。 今月の台処歳時記は、端午の節句にかかせない「柏餅」。 上新粉を蒸して、こねて、また蒸して、と少し手間はかかりますが、こどもの日のお祝いにみんなで手作りすれば、お子さんにとっても楽しい思い出の一コ…

蓬はヨモギでない

今月の「台処歳時記」アップしました。今回のメニューは、青い香りが春の恵みを感じさせる「草餅」。乾燥ヨモギで作れば、お手軽にできるのだそうです。 今月のコラムで初めて知ったのが「蓬」と「ヨモギ」は別ものだということ。しかもヨモギモチは奈良時代…

花見だんご

風の強い、不安定なお天気が続いていますね。 しかし、これも春の到来の証。桜の開花も今年は早そうで、なんとなくそわそわしてしまいます。 さて、3月の台処歳時記は、「花見だんご」です。 桜の花の塩漬けと苺を混ぜただんごは、ジェラートから着想を得た…

ひなあられを手作りで

今月の台処歳時記は、来月のおひなまつりにあわせて「ひなあられ」をご紹介しています。 「ひなあられって家でできるの?」というのが、私の最初の感想でした。おそらく、そういう方が大半ではないでしょうか? お餅とお米を干して煎って作る手作りのあられ…

手ぬぐいラッピング

今日はバレンタインデーですね。辛党の彼にチョコではなくお酒を贈る方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そんなときにおすすめなのが手ぬぐいでのボトル包み。 「当日に紹介されても間に合わないよ〜!」というご意見はごもっともなんですが、まあ、来…

豆きんとん

今年最後の台処歳時記は「豆きんとん」。 きんとんといえば栗きんとんが一般的ですが、農村風の素朴な「豆きんとん」はホクホクの味わい。 お正月のおせちはもちろんのこと、花巻にはさんだり、アイスクリームに添えたりと楽しみ方もいろいろです。 台処歳時…

柿の白和え

今月の台処歳時記は「柿の白和え」です。 料理に柿を使うのは、なんとなく違和感があるようにも思えますが、実際に食べてみるとほんのりした甘みが豆腐の和え衣に実によく合います。 柿のオレンジ、菊の黄色、ほうれん草の緑に豆腐の白。色合いもとてもきれ…

臨時休業のお知らせ

誠に勝手ながら、11/15(木)はお休みをいただきます。 11/14の午後15時以降のご注文につきましては、11/16の発送となりますので、何卒ご了承下さい。

手作りの物にしか、存在しない個性

コトの発端は、1枚しか在庫のなかった手ぬぐいにまとめて2枚のご注文をいただいたこと。 すぐに再入荷の手配をしてホッと一安心、のはずだったのに、届いたダンボールを開けると、そこには前回のものとはやや色味の異なる手ぬぐいが入っていました。 「どう…

手ぬぐいってなんかいいね!

いつもお世話になっている、雑貨検索サイト「qomono.com」さんのPickupというコーナーで当店の扱っている梨園染手ぬぐいを紹介していただきました。 qomonoさんのサイトに載ると、当店の手ぬぐいもワンランク垢抜けて見えるから不思議です。是非ご覧下さいね…