生きとし生けるものへの優しいまなざし

加藤キナ キャンドルレザー コサージュ

 

日本に生息する野生の鹿革で作られた、 加藤 キナ (Kina Katou) さんのコサージュ。
動物や植物、生きとし生けるものへの優しいまなざしが生み出す、美しいかたち。
7月末までの限定販売です。

https://wazakkasui.com/?mode=grp&gid=1447272&sort=n

 

【加藤キナさんの鹿革の活用について】
近年、鹿は日本各地で増え続け、農作物を荒らし、山々の木を枯らす害獣として捕獲されています。
加藤キナさんは、廃棄されるだけになっていた鹿を「革」として活かす取り組みに参加されています。
野生の鹿を解体し、「皮」を剥ぎ、植物タンニンでなめし、「革」にして、消費者の手に届く品物にするまでには、コスト的にも技術的にも多くの困難が伴います。
野生の鹿革は既成品のように扱い易くもありません。季節ごとにコンディションも異なります。
その困難にあえて立ち向かうのは、鹿の利用価値を高めて、生命を循環させるため。
「鹿の森」作品を手にする時、その背後にある「生命」に、少しでも思いを馳せていただければ幸いです。

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二つの伝統工芸の融合

 

うやま工房 伊勢型紙 房州うちわ
うやま工房 伊勢型紙 房州うちわ

着物の生地を染めるために使われる伊勢型紙。

本来は染色のためのものですが、文様を彫刻刀で彫り抜いた型紙自体の美しさが、近年は工芸品として評価されています。

この房州うちわは、実際に染めに使われ、その役目を終えた伊勢型紙が使われています。
固く耐水性のある伊勢型紙をうちわに加工するには、通常の工程のほかに、さらに特別な処理が必要で、その手間ひまは三日間にも及ぶのだとか。
さらに、紗の張られている型紙をうちわに貼るのも、相当の集中力を要することは、想像に難くないでしょう。
「うちわを貼る作業は、他に何も用事がない日を選んで、時間をたっぷり取ってきちんと向き合わないとできない」とおっしゃる宇山まゆみさん。その言葉も大いにうなずけます。

光にかざしたとき、型紙とうちわの骨が透けて見える陰影は、まさしく日本の美。
「伊勢型紙」と「房州うちわ」二つの伝統工芸の融合をお楽しみください。

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夏を愉しむ手の仕事〜チーズ工房【千】senの七夕まつり

蒔絵屋・伯兆 「蝙蝠と天の川 蒔絵香合」

千葉県大多喜には女性のチーズ職人がたった一人で営むチーズ工房があります。
隣接する牧場の絞りたて牛乳だけを使った完全手作りのチーズは、第11回 ALL JAPAN ナチュラルチーズコンテストで農林水産大臣賞(最優秀賞)を獲得しました。
そして、このチーズ工房が店を開けるのは毎月第一日曜日だけ。

ナチュラルチーズの世界で、個人(しかも女性)、そして月一回のみの営業、という型破りのワークスタイルを貫くチーズ工房【千】senさん。日本一からさらに世界を見据えて邁進する姿は、周りの人々にも大いに刺激と勇気を与えています。
そして、深い味わいのチーズは、多くのレストランで使われ、常に予約で売り切れてしまうほどの人気ぶり。

このたびうれしいご縁があり、チーズの販売日に合わせて、当店の品を展示する機会をいただきました。
折しもその日は、七月七日。
七夕のしつらいとともに、日本の夏にふさわしい和の品々を並べます。
当店が扱うのは、「日本の工芸の伝統を受け継ぎつつ、現代になじむもの」。
個人の作家たちの、妥協のない、真摯なものづくりは、【千】さんのチーズづくりにも共鳴します。
美しい手の仕事を、古民家の重厚な空間のなかで、心ゆくまでお楽しみください。

出品内容(予定)
◯あひろ屋 注染手ぬぐい
◯編組細工(胡桃、山ぶどうのバッグ、根曲竹籠)
◯蒔絵屋・伯兆 蒔絵香合
◯うやま工房 房州うちわ
◯加藤キナ 房総産キョンの革小物 
◯三つ豆 こぎん刺し
◯鳥居美和 組紐のアクセサリー ほか

 

「夏を愉しむ手の仕事~チーズ工房【千】senの七夕まつり」
7月7日(日) 11:00~16:30
会場:チーズ工房【千】sen 【千の間】(千葉県夷隅郡大多喜町馬場内 178)

https://www.facebook.com/events/404649783465597/?notif_t=aymt_upsell_tip&notif_id=1561119253200879

 

文様に込められた願い

 

炭谷三郎商店 錫箸置き 吉祥文様

日本の伝統文様には、意味や願いが込められたものが多く存在します。

青海波→永遠に続く波のように、人々の平安な暮らしがいつまでも続くように
麻の葉→子供が健やかに育ちますように(麻の生育が早いことから)
七 宝→円満、調和、ご縁(◯が連鎖し繋がっていることから)
亀 甲→長寿の象徴である亀に由来。
紗綾形→卍の連続文様。家の繁栄や長寿など

この五種類の文様をあしらった錫の箸置きが、久々に再入荷。
錫の輝きはとても上品。贈り物にもご自宅用にも人気の品です。

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*バラ売りもありますよ。

57歳からの出発!『藍染の絞り〜片野元彦の仕事』展

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藍染の絞り〜片野元彦の仕事』展と片野氏の生前をよく知る写真家、藤本巧氏の講演会へ。

 

まず驚いたのは、型染めをしていた片野氏が絞り染を始めたのは、57歳の時だということ。しかも「有松・鳴海の絞りを再興してくれ」という柳宗悦のたっての願いから。

河井寛次郎に教えを請えば「過去の絞りを焼き捨てて、その畑に自分の種を蒔いて育てるのだ」と言われ。

民藝の大家たちの無茶ぶりもすごいけれど、それに困惑しつつ懸命に応え、繰り返し繰り返し染めることで、独自の絞りを確立していった片野氏と娘のかほりさん親子の生き様に感動。

そして、藍と白の清々しい美しさと絞りの多彩な表現が目に焼き付きました。

 

藍染の絞り〜片野元彦の仕事』展は日本民藝館で、6/16まで。

http://www.mingeikan.or.jp/events/special/201904.html

乙女のたしなみに

爽やかな5月。しかし、そろそろ紫外線にも気をつけなくてはいけませんね。
そんな乙女のたしなみには、小さな巾着袋があると便利です。

手作りひなやさんの福袋巾着をお求めのお客様から、すてきなお写真とメールをいただきましたので、ご紹介しますね。

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昨日、無事に荷物を受け取りました。
なるべく少ない荷物で移動したい私なのですが、はっと気づくとなくて困るものがあり、それを入れる巾着があるといいなと思ってお願いしました^^
夏は、日焼け止め(冬はハンドクリーム)、UVリップ、目薬等です。
鞄の中にお気に入りの柄があるだけで気持ちが上向きます。
今回も、ありがとうございました!
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お客様の日常の暮らしの中に、当店の品が溶け込んでいるのを見るのはとても嬉しいもの。
どうもありがとうございました。

 

*写真の柄は品切れですが、他にも多数あります↓

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5月の営業と送料無料キャンペーンのお知らせ

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誠に勝手ながら、5/1〜5/10まで出荷業務のお休みをいただきます。

4/30正午までにご入金確認のできなかったご注文、4/30正午以降のご注文は 5/11以降の出荷となります。
また5/1から出荷ができないため、5/7〜5/12(母の日)までの配達日指定は承ることができません。

なお、4/30正午以降〜5/9までのご注文は、お届けが遅くなるお詫びとして「3,000円以上 送料無料」とさせていただきます。

ご不便をおかけしますが、何卒ご了承ください。