『くらしずく』を終えて

『くらしずく』が終わって約二週間。

事後処理などで忙しくしていましたが、ようやく日常を取り戻しましたので、記憶が鮮明なうちに振り返っておきます。

『くらしずく』とは…

暮らしをより豊かにしたいと願う使い手と。 使い手の暮らしを想い、作品を生み出す作家と。 その双方が出会い、心を通わせることが出来る場としてのクラフトマーケット。

https://www.kurashizuku.com/

当店は、このクラフトマーケットで特別展示を、というオファーをいただき、今年3月に開催した『手のしごと オモテウラ』展の“くらしずくバージョン”をプロデュースしました。

『手のしごと オモテウラ』とは…

ものづくりのオモテ(作品)と同時に、作品ができるまでのアイデア、試行錯誤、愛用の道具など、制作のウラを見せる企画展示です。

https://rafu2018.jimdo.com/

今回は『くらしずく』にちなみ、「しずく」モチーフの品、「ながく、つかう」のテーマにそった、日常的に長く使える品の制作や、愛用品の再生過程の展示などを、作り手さんに提案・依頼しました。

今回も私の期待を上回る作品をいっぱい作ってくれたチーム翠のみなさんは、本当に素晴らしい!私の誇りです。

二日間通して、ご来場者は4,000人を超えたそうです。

このような大型クラフトイベントは初めての経験。

前日の搬入に始まり、二日目の終了まで夢中で駆け抜けた三日間となりました。

ネットショップではお客様と出会える機会はほとんどありません。

今回、十年近くお付き合いくださっているお客様との初めての嬉しい対面もありました。また、当店をご存じないお客様にも知っていただけるいい機会になりました。

『くらしずく』は質が高く、場の和やかな雰囲気がとても魅力的に感じられました。

それは、一年前から準備を始めてくださった実行委員の皆さんのご尽力、会場となった菅原工芸硝子の皆さんの行き届いた配慮、ボランティアの方々のあたたかなサポートがあってこその結果なのだと思います。

本当にお世話になり、ありがとうございました。

そして、当店に参加の機会を与えてくださり、陰で支えてくださった、実行委員の水野さん(焙煎工房抱)に心より感謝申し上げます。

今後もこの『くらしずく』が千葉から発信するイベントとして地域に愛され、ますます発展されることを祈っています。

こちらは一日目終わってからの交流会準備のひとこま。

野外でのパーティにスガハラガラスが惜しみなく使われ、みながお好みのグラスを選んで乾杯しました。

大いに使って、楽しんでこその暮らしの品。

『くらしずく』のエッセンスがここにある、と感じた幸せな時間でした。