江戸時代の袋物文化を現代に
江戸時代の日本に花開いた独自の袋物文化。
煙草入れを代表とするその文化は、革や根付、金具など多種多様の工芸の粋を集め、富裕層の町人に支えられ、大きな発展を遂げました。
現在、圧倒的な手業の多くは継承されることなく、途絶えようとしています。
TOUBOKKAは、残された品から過去の技術を学び、現在に再びよみがえらせようとする試みから生まれたブランド。
枯れ木が養分となり 新しい命を育んでいくように残されたモノから学び 未来へと繋いでいきたい
そんな希いを込めて… 倒木の花 = TOUBOKKA トウボッカと名付けられました。
一つ一つ作るのに膨大な時間がかかるため、今回ご紹介できるのは
たったの一点のみです。
◯名刺入れ 鯉口に鬼/41,040円(税込)
http://wazakkasui.com/?pid=120952163
鹿革の名刺入れに、鹿角で作られた「鯉口に鬼」の前金具がついています。
鯉の口の中から外をうかがい、出たり入ったりを繰り返す鬼の細工が実に見事。
本体部分はすべて手縫い。このステッチの細かさ、美しさも見どころです。
鬼気迫る手業から生まれる洒落っ気をお楽しみ下さい。
鬼が出たり入ったりする様子を動画で撮ってみました。
こちらもご覧くださいね。