昨日はMATAGI展2016へ。
日本各地で増え続け害獣となってしまった野生動物の生命を活かそうとする猟師や職人さんの取り組みを知ることができました。
会場では猪や鹿などの皮革で作られた様々な品物が並べられています。
ただ、どれも素敵に商品化されていて、頭では、野生動物の皮革だということが分かっていても、感覚としては伝わりにくい気がしました(たとえ生々しくても狩猟の様子や皮を剥ぐところなどの動画などがipadなどで展示してあったら、もっとダイレクトに訴えてきたかもしれません)。
人間は生命をいただいて日々生きているということ。
基本的なことなのに忘れがちな事実を、彼らの取り組みは教えてくれます。
野生動物の皮革を扱うには商業的にも技術的にも多くの困難が伴います。奪われる命に向き合い、その困難にあえて挑んでいる作り手さんたちの活動がより多くの人に認知され息長く続いていくことを願っています。
MATAGI展2016は2月17日まで。
(加藤キナさんが参加されています)