最近、「国産 山ぶどう籠」で検索して当店を訪問されるお客様が増えています。
正直なところ、中国産などの外国産の山ぶどう籠は扱ったことがないので、国産と外国産で品質に差があるのかないのか、私にはわかりません。
ただ、当店は「和雑貨屋」として、日本の作り手さんと日本の伝統的なものづくりを応援したいという気持ちで運営していますので、外国産を扱うつもりはありません。
さて、山ぶどう籠を持つ楽しみはなんといっても、使っているうちに艶が出て、落ち着いた色になってくる、ということだと思います。
昨年秋に、会津の五十嵐道夫さんに作っていただいた山ぶどう籠(私物)があります。
冬場はあまり使っていなかったのですが、このところ毎日のお出かけに使っていたところ、みるみる艶が出てきました。
現在、入荷したての籠がありますので、そちらと一緒に並べてみると差は歴然!(右が私のもの。左は新品)
もちろん私の籠も最初は新品のものと同じくカサっとした感じでした。
7ヶ月程度(しかも冬はあまり使わず…)の使用でここまで色艶に変化があると、さすがに手応えを感じて嬉しくなります。表面の剥がれも気にならないほど目立たなくなりました。
写真より肉眼で見るほうがはっきり違いがわかるのですが、いくつか写真を載せておきます。(上2枚は左側、一番下の写真は右側が私のもの)
今は艶のない新品も、同じ産地の山ぶどうで同じ作り手さんが作った品ですので、きっと一年足らずでこれくらいの色艶は出ると思います。
想像以上に早く美しく成長してくれた山ぶどう籠は親孝行で自慢の娘、という感じでしょうか。
これからもより艶っぽく育てていきたいと思っています。
奥会津編組細工