加茂箪笥協同組合が主催する「桐たんす製作体験」に参加してきました。
これは一日がかりで引き出し2杯の桐たんすを作るというもの。
体験してみてわかったのは、「ここまでやるの?」という細かな作業の数々を経て、桐たんすが作られていたということ。
桐という木の特性を活かした技とぴったりとした引き出しを作るための微調整の繰り返し。
桐でたんすを作るのは日本だけなんだそう。工業製品とは全く異なる、代々受け継がれている職人技の凄みを目の当たりにし、とても勉強になりました。
この製作体験、職人さんがマンツーマンでつきっきりで5000円。
しかもこんなに立派なたんすが自分のものになるという、とっても嬉しい企画。
貴重な経験をさせていただきました。
桐たんす、大事に使います!
*今回のイベントは、当店で扱っている桐の玩具KIRIYちゃんの製作元、茂野タンス店さんにお知らせいただきました。
茂野タンス店工房内でも体験教室をされています。
http://www.kamono.com/index.html
*加茂桐箪笥協同組合
http://www.chuokai-niigata.or.jp/kiritansu/ja/index.html
「板という字は木へんに反るって書くでしょ? 木は呼吸しているからそれを考えて作らないといけない」と教わりました。外枠完成後、水分を含ませてから固定させ、しばらく乾燥させます。
カンナがけはスピードが大事。「もっと早く!」と何度も言われましたがなかなか難しい!
伝統工芸士の番馬さんは作業の一つ一つどれもが無駄のない身のこなしでした。
桐たんす製作の一番難しいところ。引き出しを外枠にピタッとあわせる作業。何度も出し入れを繰り返し、カンナを削って微調整。クラクラするほど大変。
桐たんすの価値がわかります。
こんな立派な桐たんすができました!
(左が私のものです)