清少納言の『枕草子』のなかに「ちひさきものはみなうつくし」という有名な一節がありますね。
平安の昔から小さいものを慈しみ、愛でる気持ちの強かった日本人。
現代に生きる私たちにもその精神は受け継がれ、今や日本の文化を海外に発信する際のキーワード「カワイイ」へも通じています。
今回は翠がおすすめする、とびきり可愛らしく、ちいさいものをご紹介します。
◯伯兆 蒔絵マトリョーシカ「ユーリャ」/37,000円
ピンクに頬を染めた愛らしいユーリャちゃん、花かごをもってお花摘みにお出かけ。
花がらのネッカチーフに、貝をちりばめたベスト、留め具は銀。ふくらんだ袖は一見、無地に見えますが、よく見ると平目粉が蒔かれてキラキラ。スカートの裾など細部にまで意匠が凝らされています。
◯永田みどり作 だるま /各1,800円
つぶらな瞳でまっすぐこちらを見つめるだるま君。一旦目が合うと目が離せなくなる愛らしさです。
柔和な笑みをたたえた赤と凛々しく意志の強そうな白。
いずれも常に上向きのだるま君、あなたのそばに寄り添って、前に進む勇気を与えてくれますよ。
http://wazakkasui.com/?pid=107427037
◯岩本清商店 縁起てるてる(絵付け・赤池佳江子)/各4,200円
桐の木を轆轤で挽いて作る金沢桐工芸から、新たな郷土玩具「てるてる」が生まれました。
てるてる坊主の形をしているのは、雨の多い金沢のまちで、おてんとさまに、明日の天気を祈っているから。
今回、当店でご紹介するのは翠のために岩本清商店さんが作ってくださったスペシャルてるてる。人気イラストレーター、赤池佳江子さんの絵付けです。(底に赤池さんのサイン入り)。
お天気とともに、明日への希望も託して小さな「てるてる」を飾りませんか。