きっと和紙が愛おしくなる!

きよこハウスのカレンダーがこのたびめでたく生まれ変わって「杉原紙(すぎはらがみ)カレンダー」となって入荷してきました!

2013年のカレンダーのテーマは<和紙を作る>です。

和紙は重労働と丹念な手作業によって生まれます。

しかし、紙を漉く場面はご覧になったことがあっても、その前後にどのような作業があるのかはあまり知られていないのではないでしょうか。

このカレンダーは、和紙の原料となるこうぞを刈り取ってから和紙が出来上がるまでの工程を12の場面に分けて切り絵で紹介するというものです。

カレンダーに使われているのは一千年以上もの歴史を持つ、播磨の「杉原紙(すぎはらがみ)」。兵庫県多可町産のこうぞから作られた紙は白く、ふんわりとした風合い。とても上品なんです。

デザイン・切り絵はきよこハウスの浦部喜代子さん。レトロで優しい切り絵は心にじんわり染みわたります。

私は12月の「選別」を見るたびに涙が出そうになります。正座して背筋を伸ばして、一枚一枚和紙を選別している男性の後ろ姿に、職人の矜持と和紙への深い愛情を感じるからです。

このカレンダーを通して和紙の製作工程を知ることで、真面目なモノづくりの尊さを感じていただけたら、と願っています。

●杉原紙研究所『杉原紙カレンダー<和紙を作る>』3,500円(税込)

http://bit.ly/RZMPui