花に嵐のたとえもあるぞ…

昨日より「きよこハウス カレンダー2012年版」の販売を始めました。

http://bit.ly/qKwmtR

このカレンダーはきよこハウスさんが構想、デザイン、切り絵、組み立てに至るまでを一人で手がけ、一年がかりで仕上げる労作です。印刷の色や紐の色まで毎年テーマにそって変えているんですよ。

今年のテーマは《花と言葉》。花にまつわる慣用句や文学作品から選びぬかれたフレーズが楽しい切り絵とともに構成されています。

写真は3月の《一花咲かせる》です。

きよこハウスさんによれば、「《一花咲かせる》という言葉からはもっと華やかな花を想像するけれど、東日本大震災の後に地面に根をはって懸命に咲いていたたんぽぽが忘れられないのです」とのこと。

この《一花咲かせる》には復興への思いが込められているのですね。

やさしさあふれる花たちと共に過ごす2012年が穏やかな一年になることを願ってやみません。

そして、この《花と言葉》できよこハウスさんは18年間のカレンダー制作に一区切りをつけられるとのこと。

私にとってこのカレンダーは単なる取扱商品ではなく、すでに生活の一部になっていましたので、このことを知ったときには寂しくて、今までの絵柄が多数よみがえってきました。

《カンジる漢字》の道、《おつきさま》の月の砂漠、《ギオンゴギタイゴ》のコンコンなどなど…。

ご記憶に残ってらっしゃるお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。

カレンダーとさよならするのは非常に残念ではありますが、新たな形で和紙と切り絵の魅力を伝えてくださることと思います。

今後もきよこハウスさんのご活躍を応援してくださいね。