ブックカバーの条件

遊中川の「古布かさねブックカバー」が入荷しました。

古布と麻の布をはぎあわせ、ワンポイントの刺繍をあしらった、凝った仕上りです。

今まで当店では、遊中川のブックカバーは印伝のものを扱ってきました。

そちらは麻生地の内側がコーティングされているため、丈夫ではあるものの、本の出し入れが多少窮屈に感じられることもあり、その点が私自身、少々気になっていました。

今回のカバーは、表側はざらっとした手触りの麻、裏生地は綿を使用することで、本の出し入れはなめらか、読書中は手が滑らない、という二つの条件が揃いました。

ブックカバーは見かけだけでなく、こういうところが重要だったりするんですよね。

古布部分はそれぞれ異なります。布あわせについては当店でも指定が出来ません。

私からは「遊中川さんのセンスを信頼してください」と言うしかありませんが、それを逆に楽しみの一つと感じていただければ幸いです。

「古布かさねブックカバー」http://www.wazakkasui.com/asa/YN130-0110.htm